うちの自治体の首長選挙が盛り上がっている。今の首長は一期目なのだが、そういえば前回この首長が受かった選挙もわけありだった。
 前の首長は共産党系の首長で結局3期やっていた。で最初は、選挙公約だった水源地でもある公有地に60トン級のガス化溶融炉という小さな自治体には不釣り合いなゴミ焼却炉計画を没にしたり、この圏域では特質して幅を利かせていたいわゆる同和利権問題を消滅させたりして結構活躍したのだが、その後は動きが見えなくなり噂では役所の職員とうまくやっているとか吞んだくれているとか、3期目ではいい噂がまったく聞こえてこなくなって、ついにはこの自治体で唯一の総合病院の理事長と喧嘩して、怒った理事長が首長選に外部から連れてきた若い東大卒のインテリをぶつけて勝っちゃったというのが、今の首長なわけだ。
 いわゆる今流行りの移住者でもある若い新しい首長が、こんな地方の小さな自治体では思いもつかなかった新しいことをいろいろ始めたのはいいのだが(結果有名になって住民は増えているし、前川から何百万かもらったし、ふるさと納税制度でも相当金が入ってきた)、役所職員が多数辞めていくのはその強権的&独断的な手法とパワハラのせいだということで、今回はその手法を批判してきた前首長と仲の良かった同じ革新系の議員が首長選に出馬してきたわけ。
 今回出馬したこの元議員も、その活動を観てきた住民は現首長に対抗できるのはこの元議員しかいないだろうということで意見が一致しているので、非常に盛り上がっているわけだ。正直言って他に人はいない。
 しかし双方ともにウィークポイントがあって、現首長は前述した病院の理事長が連れてきたという事。この理事長というのがこ地元でも知れ渡った評判の悪い人物で、この人の所有馬の獣医の息子が現首長なのだがこの人のせいで評判を下げているのは事実。それともう一つは現首長がその周辺人物と共に噂されるパワハラ。役所職員に非常に高圧的で職員が療養休暇したり退職者が異常に多いというのだが、でもこれは、これまで民間でバリバリ働いてきた人から見たら、この地方自治体職員の官僚意識や手法なんてのは腹立って怒鳴って当たり前だとも思うのだが。僕は。
 で、対抗馬で出てきた元議員にもウィークポイントが。この人女性だが本当に今まで20年以上も地道に一生懸命活動してきたのは原住民はほぼ皆認めるところで、議会でも現首長を監視し責める姿勢で活躍してきたのだが、唯一首をひねる人が多い点は共産党員だという事。
 前首長の時代を思い出しても、前首長も当選する以前は議員で、自治体施策の問題点をいろいろ追及し、結局は上述したように首長なってから他の首長では解決できなかった問題を解決したのだが、その後は・・・???なことみても、共産党系の人は、やはり下から自治体や首長の施策を監視し疑惑が出てくれば追及するという役割に徹する方が向いているような気がする。要するにトップに立たずに外から監視する役回りの方が向いているということ。また、人は権力を持って長くやると決してよくないよね、思うにせいぜい3期か。
 しかし今回のこの二人は、どちらもこの自治体のことを一生懸命考えてきたふたりなだけに、選挙結果でどちらかが去ることは僕は非常に惜しいと思う。今の形が一番良いように思えるのだが。