兄と叔母の喧嘩に巻き込まれている。きっかけは、母が兄に大事にしていた物をいろいろ与えていたそうなのだが、今回兄がいつものようにうちに来たついでに叔母の家に寄った際に、与えたある物を返せと言われたらしい。それは、兄が帰って数日経ってからの兄からの電話で聞いたのだが、その物はすでに以前、地区のバザーに出しちゃったと言ったものだから、叔母は激怒したらしい。
 兄は、急に返せというのはおかしいしいらないと言ったのに与えられた物だから、バザーに出そうがこっちの勝手だろう?叔母は耳も遠くなってきてるみたいだし、何かおかしな人に吹き込まれて、ちょっと認知が入ってきてるんじゃないかとも言う。その数日後に叔母からも電話があり、お互い何が原因か解らないが、耳が遠いせいか言葉の行き違いからか互いに感情的になっている事だけは理解できた。
 その後も双方から電話や手紙で自分にいろいろ言ってきて、兄は残っていた戴き物も手紙を付けて全部返却した!と更にエスカレート。こうなると間に立って双方をなだめるのも意味ないし、94歳にもなる一人暮らしの叔母の具合も心配なので、地元の包括支援センターに連絡をとって行って貰えることになった。当日、自分は仕事中だったのだがその包括の人から電話が来て「叔母様がそちらに今から行くと言ってますが?」と言うので「それは困る」と返答し、結局その日の午後に叔母のマンションまで行って二人で会うことにした。
 行って叔母の話を聞いただけではまだよく解らなかったのだが、夕方その包括の方からの話を聞いて初めて叔母が何に激怒しているのか解った。それは、兄に与えた物の中に叔母が三年間刺繡を編み続けた彼女にとっての自分の芸術作品があって、それは兄に与えるのではなく「東京だとこの作品を判ってくれる人がいるだろうから、売却してお金を持ってきてもらいたい」と、託したつもりだったらしい。
 それを、兄夫婦は地区のバザーに出してしまったものだから怒ったのだとか。さらにそのことに気づいたなら謝るべきなのにそれもないし「財産目当てで来てたと思ったのか!」などと大きな声で脅すのは血統だとまで言い、叔母は「こちらに来るように言いなさい!」と自分に託してきた。
 売り文句に買い文句というが、どちらがどういう言い方をして聞き違えて誤解を生じ喧嘩になったのかは知らないが、原因解ってみればこんなもので、その晩に多分いまだに理解していないと思われる兄夫婦に電話で説明し、さらに翌日lineで文章にして説明して「今回はこちらから手紙でも出して謝罪した方がいいよ」と言ったのだが、兄から帰ってきた返答は「めんどくさい、また嫌な週末になった」だと。まったく誰のせいで関係ない自分がこんなことに巻き込まれているのかも理解せず、後は頼むとばかりにひとこと迷惑の謝罪もしない兄の態度には、正直自分も怒っている。